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ねむの木学園の訪問

少し前になりますが、9月30日、静岡県掛川にあります、宮城まり子さんが創られた
「ねむの木学園」に見学に行って来ました。

以前から、一度は行ってみたかった「ねむの木学園」
その素晴らしさは、涙あり感激ありと、久しぶりに心を大きく揺さぶられる美しい経験となりました。

ここには本当の「美しさ」が存在した。

残念ながら、授業は見学ができなかったが、運動会の予行練習を見る事ができた。
それは私たちの「運動会」に対するイメージを大きく覆す。
クラシックの曲にのせ、宮城まり子さんが静かに朗読をする。
その節に合わせ、身体表現が繰り広げられた。
泣いた。いいえ、勝手に涙が出てきた。
それは、ただただ純粋に作品の素晴らしさに感動した涙であって、
「がんばっている。」または「がんばれ!」という憐れみや応援の気持ちではない。
ただ、まり子さんが大好きで、まり子さんを尊敬している皆と、
皆を心底愛しているからこそ、
厳しい言葉で演技指導する、まり子さんの崇高な美しさを目の当たりにしたからだ。

「美しさ」の根底を覆された。

作品の内容は、日照りが続いた凶作の地。
容赦なく照り続ける太陽の元に、自分がいけば雨を降らせてくれるという。
行きたくない。でも、僕がいけばみんなが助かる。
葛藤。 自己犠牲。
少年は意を決して一人、太陽の元に行く。

そして雨が降り、雄大な海が現れ、乾いた大地が潤いを取り戻す。

もはやその地に少年の姿はない。

最後にまり子さんが言う。
「太陽は照りすぎても照らなさ過ぎてもダメ。ほどほどにやさしくしてね、、、。」と。

やさしく穏やかなその声を聞いて、
「ああ、この人は誰にでも優しくお願いが出来る人なんだ、、。」
ふと、そう思った。
私たちは、要求ばかりしていないだろうか。
相手に強く求め過ぎて、ともすると攻撃していないだろうか。
優しくお願いして、その人が動ける時間を待つ。

「その子が動くまで、ただ待つんです。」

一言も発せられない子の、優しい絵を見て、
改めて心の深さ、自由さを思い起こされました。

10月20日が運動会の日だそうです。
この日は全国から見学に来るそう。
きっと、それだけの価値はある事でしょう。 

生きている事が素晴らしい。
すぐに忘れてしまうけれど、今一度、思いださせていただいた貴重な一日でした。                          
 by丸子安子

http://www.nemunoki.or.jp/





美術館 屋根のフリルが素敵なんです。
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美術館の裏手に回ると、2階にそのまま入れます。
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まり子さんが描いた絵や、色とりどりのタイルが貼られた噴水。
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絵が踊っているよう。いつまでも観ていたい、楽しい絵です。
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みんなの家。
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施設を案内していただき、中庭に描いてあった絵。  お母さん(まり子さん)とご本人だそうです。
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左から「PRe Nipon」「やさしいきもち」代表の羽塚さん、私。ファブリックアーティストのU2さんです。
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by maarenca | 2013-10-10 09:41